学校要覧

位置 宮城県名取市高舘吉田字長六反117-3

      東経140度51分37秒

      北緯 38度11分 7秒

 

 

      校章  図案者 不明 昭和22年頃制定

 

 

   秋の野山で紫色の美しい花をつけるりんどうの 花と葉を基調とし,その中に,小学校の「小」をアレンジし,周囲を雪輪で囲んでいる。基調としているりんどうは,郷社であった熊野新宮社の竜胆紋を生かした物であり,高舘を象徴している。周囲の輪は雪の結晶を表し,雪は古くから豊作の瑞兆とされたことから,学校が実り多い農村地域に有ることを表すと同時に,6凸は,小学校6学年を意味づけている。また6凸している輪は「和」に通じることから,1年生から6年生までそれぞれに,また,6か年間を通してお互いに助け合い,協力し合って学んで欲しいとの願いを込めて制定されたものと考えられる。

 

                               

 

 校木(メタセコイア)  学名Metasequoia  スギ科   制定年月日:平成2年12月4日

 【メタセコイアに託した子供の姿】

   ○元気で素直にすくすくと伸びて欲しい

   ○仲良く 思いやりのある子どもに育って欲しい

   ○健康でたくましい子どもに育って欲しい

   ○国際的な視野に立つ子どもに育って欲しい          

※本校では1973年学制100周年記念に植樹された。

 

校歌

 

地域の概要

1 高舘地区は,名取市の北西部に位置し,仙台に隣接した都市近郊型農村地域である。学区は,高舘1区から12区に分けられている。高舘地区内人口は4,018人,世帯数は1,506世帯(令和2年12月末現在 「高舘公民館だより」より)である。令和2年度現在は樽水地区には高舘小学校に通う児童はいない。

  保護者の職業は会社員が主体ではあるが,3世代同居の家庭が多く,また祖父母が兼業農家を営んでいるケースも多く見られる。稲作のほか,花卉園芸や果物,野菜の栽培も盛んで,主に,仙台方面に出荷している。

  平成5年度から,ゆりが丘地区が分離,「ゆりが丘小学校」が開校し,平成8年度からは,相互台・ 余方地区が分離,「相互台小学校」が開校し,さらに平成13年度からは,那智が丘地区が分離,「那 智が丘小学校」が開校した。併せてゆりが丘地区と那智が丘地区に隣接してみどり台地区が開発され,

  平成10年に「みどり台中学校」が開校している。

 

2 学区北部を貫流する名取川は,水量豊かで六郷堰(昭和26・3・31改修)の取水口から分水した水は,延々と4,934メートルにもおよび名取耕土のほとんどを潤している。昭和63年には,頭首工ができた。また,昭和52年3月に竣工した樽水ダムは,堤高43メートルの東北有数のコア型ダムで一日に13,000トンの給水ができ,名取市全体の2分の1を供給している。

    また,宮城県仙台地方振興事務所が工事主体となって学校東側の川(増田川・増田分水工)の改修工事が平成28年から行われている。その際,学校近くの川には,児童が河原に降りて川の様子や水生生物の観察ができるように河川に降りられるような施設ができる予定になっている。

 

3 学区を南北に走る「東街道」沿いには,昔の歴史を偲ばせる名所旧跡が数多くある。

  約860年前,平安時代の後期に創建されたと伝えられる熊野那智神社,熊野本宮社,新宮社をはじめとして,寺社,城址,古墳等重要文化財に指定されているものもある。

  また,それらにまつわる伝統芸能や物語も豊富で,当地区に伝わる事物の歴史的価値の高さを示している。

 

4 学区内の公共文教施設としては,川上地区に県農業センター,農業実践大学校,県薬用植物園,農協研修所,高舘小学校周辺の吉田地区には,第二中学校,宮城県農業高校(被災によりこちらに移転平成30年3月),高舘公民館,県立名取支援学校,岩沼警察署高舘交番,高舘郵便局,増田西児童センター高舘分館がある。

 

5 交通機関としては,JR東日本の南仙台駅,名取駅共に約5㌔と離れ,路線バスも名取市内乗合バスの高舘線,相互台線及び尚絅学院大学・南仙台間を結ぶ定期便があるが,自家用車を使用しないとかなり不便である。

  また,学区の道路は,仙台バイパスの混雑を避けて迂回する通勤車輌や土砂・砕石運搬のトラック,東北自動車道仙台南ICから出入りする大型車の増加に伴い交通量が多い。特に朝夕の混雑が激しく通学時の交通事故防止対策が重要な課題である。令和3年12月に市道熊野堂柳生線が開通した。